「先に行っといて」と言う大阪弁。
これは「あなたが先に尾行して」と言う意味の探偵用語でaimiは使っています。
「尾行して」や「追い掛けて」は周囲の人が聞くと!?ってなります。
もちろん対象者(対象者は探偵用語で本人と言います)に聞かれたらマズいですし、もしかしたら本人の知り合いがたまたま近くで聞いていたなんてこともあり得ます。
なので調査中は「先に行っといて」と言う訳です。
「先に行っといて」のシチュエーション
基本的に「先に行っといて」は2人以上での尾行中の探偵用語です。
頻繁に使いますので、あらゆるシチュエーションが存在します。
電車内
混雑した電車内で探偵が2名、本人が1名だったとします。
探偵Aは左のドア、探偵Bは右のドア、本人は真ん中付近。
電車内まで探偵Aが尾行していて、探偵Bは距離を取っていたとします。
探偵Aは本人に接近して尾行しているので本人の様子が良くわかっています。
と言う事は逆に本人は探偵Aが視界に入った事もあるかもしれませんし、警戒心の高い本人なら意識している可能性もあります。
そういう意識されている可能性がある場合は入れ替わりたいのですが、息の合う探偵同士なら無言や目線で合図で合図して入れ替わりますが、そうではない場合や空気が読み切れなかった場合にはスマホのチャットや通話で相談したりすることもあります。
そんな時に探偵Aが通話するとしたら、
- 探偵A「もしもし、ちょっと遅れそうやから先に行っといて」
- 探偵B「はいはい。ほな先に行っとくわ」
となります。
当然周囲に一般人がいるのですから、絶対に「先に尾行して」や「先に追い掛けて」はNGです。
もちろん探偵Aと探偵Bは電車内と言えども距離があったりしますので、駅で停車した時に一旦下車して入れ替わったりします。
駅を出た後に探偵が徒歩尾行
その後電車を降りて改札を出たとしましょう。
混雑した電車及び駅構内であると、接近して探偵Bは尾行していました。
何も問題ないのであればそのまま尾行すれば良いのですが、キョロキョロしたり周りを気にする本人であればまた入れ替わりたい時があります。
そんな時にも探偵Bは「先に行っといて」と探偵Aに通話で話す訳です。
エレベーター
徒歩尾行でデパートやビルに入る時もあります。
その時に本人がエレベーターを利用する事は良くあります。
小さなお店やビルであれば良いですが、大きな建物では一緒にエレベーターに便乗する必要も出てきます。
当然探偵2名でエレベーターに載る事はほぼありません。
どちらか一方の探偵が便乗します。
そんな時にも「先に行っといて」が使用されます。
住宅街での張り込み
本人宅周辺で張り込みをしている場合は当然ですが「尾行して」や「追い掛けて」なんて言えるはずがありません。
住宅街は意外と声が響きますし、周囲の家の人に聞かれる可能性も高い。
折角自然な張り込みが出来ていたとしてもそれを発すれば台無しです。
探偵らも事前に誰が先に行くか段取りしていますが、周囲の状況は刻々と変わりますので、「先に行っといて~」と通話する必要が出てくることがあります。
住宅街では絶対です。
バイクや車両での張り込み
住宅街にせよどこにせよ、車内での張り込みでも「尾行して」や「追い掛けて」は厳禁です。
探偵Aがバイク、探偵Bが車で張り込んでいるとします。
基本的にバイクが先に追尾するものですが、これも刻々と変わる状況に臨機応変に合わせなければなりません。
その時に咄嗟に「先に追い掛けて!」などと言ってはいけません。
バイクでも車内でも一緒です。
ヘルメット越しや車内からでも声は良く外に漏れます。
周囲に人がいると気付かずに「先に追い掛けて!」なんて言ってしまっては最悪です。
近所の人が本人に追い掛けられてるよとか伝達しかねませんし、後々調査がしずらくなります。
なのでバイクでも車でも「先に行っといて」は絶対です。
大阪であれば関西弁で調査する
大阪で浮気調査をしているのであれば、その土地に合わせて関西弁で探偵用語を使う方が目立ちません。
かと言って無理やり全く知らない関西弁を使うと余計に不自然になるので、その辺りは臨機応変に使用する方が良いかと思います。
あまり慣れない内は咄嗟に「先に尾行して!」「先に追い掛けて!」などと「尾行」を連想させる言葉が出てしまう事があるので注意が必要ですね。
特に浮気調査では鉄則ですので新人さんは忘れずに!
大阪の探偵aimiの用語集でした
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