依頼者の妻の不倫相手が大阪在住の某有名音楽家だった案件です。
こういう結末の浮気調査はおススメしないのですが、場合によってはこのようなパターンの修羅場を作る事で「簡単に勝つ」場合もあるよってお話です。
探偵としては立場上あまりおススメしませんのでそこのところをよろしくお願いします。
※実際の案件とは概要などあらゆる部分を変えています。
概要
依頼者 | 大阪在住40代の会社経営者 |
---|---|
妻 | 30代専業主婦 |
子ども | 小学生と中学生の2名 |
住まい | 高層オートロックマンション在住 |
移動手段 | 徒歩/自転車/自動車 |
不倫相手 | 大阪在住50代某音楽家/独身 |
若い頃に結婚して子ども二人が居る4人家族の依頼者。
会社経営をしていて順調に暮らしていたが、ある事が切欠で妻に変化が出てきた。
それは「音楽教室に通うようになってから」である。
音楽教室に通い始めた当初は昼間一人の時間に通っていたが、半年ほど経った頃から夜間も通うようになる。
夫「どうして夜も音楽教室に通うの?」
妻「今度発表会があるから練習してるの」
夫「どうしてそんなセクシーな服装で音楽教室に通うの?」
妻「この方が音楽の世界に没頭できるの」
夜は晩御飯も作ってから出掛けるし、まぁ好きな趣味に没頭するのも良い事だと思っていた。
それに自分が仕事で忙しくしていて妻の相手をしてやれないし、今は仕方がないと思っていた。
でも音楽教室に行くだけなのにどんどんメイクや服装が色っぽくなっていく。
何かおかしい・・・
そんな事を感じていた依頼者はある日妻のスマホをチェックする事に成功。
結果・・・
妻の携帯には音楽教室の先生との親密なやり取りが残されており愕然とした。
- 「早く会いたい」
- 「ずっと一緒に居たい」
- 「家の事なんてどうでもいい」
などと完全に音楽教室の先生とラブラブな状況・・・
はらわたが煮えくり返りすぐにでも妻を問い詰めようと思った。
しかし冷静に考えて見ると、このメールだけで問い詰めても言い訳される可能性が高い。
とにかく言い訳できない証拠が先決と考えて探偵事務所に相談する事にした。
1軒目の探偵事務所に依頼した結果
当探偵事務所に相談される前に、依頼者は某探偵事務所に依頼していたそうです。
しかしGPSを取付けているのが妻にバレて非常に厄介な事になってしまった。
それ以来、妻は非常に警戒してしまって浮気調査はできない状況であるとの事。
そんな状況で当探偵事務所に連絡が来ました。
超警戒中の状態で浮気調査をする
こんな超警戒中に依頼を受けたくはありません(;・∀・)
でもなぜか探偵aimiにはそういう方からの依頼が良くあります。
しかも浮気調査の成功報酬制(;・∀・)
他の探偵事務所で失敗してから2軒目が当社ってパターンがちょくちょくあります。
最初からあいみ調査事務所に依頼してくれてたら良かったのにってお話する事がよくあります。
100%尾行できない状態
とりあえずどの程度警戒しているのかを確認すべく、夜にマンション付近で張り込んでみた。
高級マンションの駐車場から出た本人車両。
いきなり駐車場より出た付近路上に停車。
2~3分停車した後に発進した。
土地勘的にはアッチ方面だとあの道路かな?と推測して、本人車両が見えなくなってから走ってみた。
今日は尾行はしないとほぼ決めているので、余裕をもってのんびり走って行った。
すると堤防沿いの国道の路肩にハザードを点灯させて停まっている車が見える。
まさかとは思いながらも通過すると、それは本人車両だった。
要するに尾行されている可能性があるから定期的に止まって確認しているのだろう。
もう完全に尾行できる状態ではない事がわかった。
厄介な依頼だが、ここからが推理で少しずつ進めていく「本来の探偵」の腕の見せ所である。
相手男性宅の判明
尾行できない対象者ですが、地道に少しずつ行き先を調査して最終的に相手男性宅が判明しました。
まぁ良くある自宅兼音楽教室って場所です。
閑静な住宅街にある音楽教室が浮気現場。
車はシャッター付きの車庫に入れて玄関から入る依頼者の妻。
この住宅街には似つかわしくない背中の開いたドレスを着て入って行く。
大阪の新地で働くキャバ嬢さんみたいな感じ。
そりゃそんな服で家を出て行けば不自然ですよね。
依頼者さんが疑ったのも当然です。
良い証拠が撮影できた
この頃には既に本人は宿泊して朝帰りする事がわかっている。
その出入りを何度か撮影する形。
出入りを撮影するだけで浮気の証拠になるの?
そう思うかもしれませんが、とにかく探偵としては出入りを撮影するのがまず最初にしなければならない仕事。
その上で強い証拠にするには何が必要かを考える。
本人は21時頃音楽教室に入って明け方4時頃出るパターン。
訪問する際は浮気相手の男性(某有名音楽家)が出迎えて家に入るんですが、朝は一人で出ていくんですよね。
そこでポイントとなる疑問点が出てきました。
- 朝4時に出て行く時は誰がカギを閉めてるんだろう?
そこで2回目に出入りを撮影する時に本人がどのように玄関から出て行くのかに注目する事にした。
朝4時頃の住宅街と言う非常に難しい場所。
車なんて停められる場所は一切なく、立ち張りも厳しい。
いろいろ試行錯誤してチャレンジした結果、「合鍵を使って玄関ドアを閉めて帰る」って事。
更には車庫のシャッターの鍵も持っており、開錠してそのまま車に乗って帰る形でした。
これで二人が深い関係にある事がわかった。
交際している関係ならば昼間にデートもするだろうと言う事で後日昼間も調査してみたが、案の定遠方にお出掛けしていました。
遠方デートの時は手を繋いだりいちゃついたりして恋人同士って感じの様子も撮影完了。
もうこれで裁判官を納得させられる報告書に仕上げられるようになりました。
依頼者が選んだ修羅場の方法
報告書を提出した後、依頼者さんと共に今後どのように進めて行こうかと言う作戦会議をします。
どのようにするかは依頼者さんの自由なのですが、二人の様子を間近に見てきた探偵aimiの作戦をお伝えする訳です。
しかし、今回の依頼者さんは怒りの諸刃の剣を抜きました!?。
相手の職場に抗議のメール送信!?
ただの職場ではありません。
超絶有名なあの「〇〇オ〇〇〇〇〇」に抗議のメールを送信したんです。
職場にそういうメールを送信すると不倫相手から名誉棄損で訴えられる可能性があります。
それでも依頼者さんは、
「訴えられても結構。あんな有名な会社があんな男を雇っていて良いわけがない。謝罪と慰謝料を払わなければ公にする。」
怒り爆発で弁護士も誰も止めることはできない様子でした。
名誉棄損で訴えられてもかまわないと言う強い勢い。
私は惚れ惚れしましたね!
吉と出るか凶と出るか?
もしかしたら泥沼の争いになるかもしれない緊迫した状況。
さて、会社から何らかの返事があるのかどうか?
どんな返事があるのか?
結果は素晴らしい内容でした。
最短最速で勝利した修羅場
メールの返信は早速翌日にありました。
内容は
- 超丁寧な謝罪
- 別れる事を明記
- 以後接触も連絡もしないと明記
- 慰謝料と口止め料が明記
- 振込期日を明記
めちゃくちゃ返信早くて驚きました。
依頼者さんが上手にメールを送信した結果でしょうね。
絶対言い訳はできないと悟ったんでしょう。
しかも慰謝料と口止め料が記載されていました。
いくらだったと思います?
はっきりは言えませんが、4桁でしたよ!
公に出たら凄い騒ぎになりそうですもんね。
相手が有名な方の場合はこういうもんなんですね。
こうして1日で修羅場が解決してしまいました(;’∀’)
何がベストの作戦かは個々で変わる
いろんな浮気調査をしてきていますが、毎回思うのは「1つとして同じ修羅場はない」って事。
だから毎回何が最善かを模索して作戦を考える必要があると思います。
もちろん基本的な勝ちパターンはいくつかあるのですが、今回の依頼者さんのように強気でガンガン攻めた方が良い場合もあると言う事ですね。
でもやっぱり探偵事務所としては立場上、このようなリスクのある方法はおすすめできません。
おすすめできませんがこういう事もあるんだと言う事を知って頂ければと思います。
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